May 11, 2026
MolocoのPerformance CTVを導入した初期段階で強い手応えを感じたNexonは、同ソリューションがもたらす真のインクリメンタリティについてさらに詳しく把握したいと考えました。その結果、明らかな効果が確認され、CTVがNexonにとってパフォーマンスドライバーであることが実証されました。以下は、Nexonの分析から得られた具体的な数字です。
- アトリビューションベースの結果*と比較して、新規ユーザー登録数で最大3倍のインクリメンタリティを確認
- アトリビューションベースの結果と比較して、リピートユーザー数で1.6倍のインクリメンタリティを確認
(キャンペーン実施期間:2026年1月)
*従来のアトリビューションモデルでは、ユーザーがコンバージョンに至る直前に接触した最後の広告チャネルに成果が帰属されるため、CTVがもたらす真のインクリメンタリティを完全に把握できない場合があります。
「このCTVのインクリメンタリティテストを通じて、当社の社内基準を満たす優れたパフォーマンスを示したMoloco Performance CTVの真の因果効果を計測できました」
⸺Nexon社 マーケティングサイエンスチーム データアナリスト Jin Seungjae氏
Molocoが実施したCTVのインクリメンタリティテストは、CTVを単なるブランディングチャネルとする認識から脱却し、パフォーマンス重視のユーザー獲得チャネルとしてのCTVの可能性を、計測可能なインクリメンタリティによって実証する転換点となりました」
⸺Nexon社 アドバンストUAチーム UAマネージャー Oh Jihyun氏
Nexonについて
1994年に設立されたNexonは、『メイプルストーリー』『アラド戦記』『EA Sports FC Online』『ブルーアーカイブ』をはじめとする、高い人気を誇るPCおよびモバイル向けのIPを多数擁するグローバルゲーム企業です。同社は、スケーラブルなIPとデータドリブンなライブオペレーションを基盤に、持続可能な成長を続けています。モバイル版『メイプルストーリーM』では、同社の特徴である横スクロールMMORPGの体験を、モバイルとPCの両プラットフォームを通じて米国のゲーマーに提供しています。
課題
ライブサービス型ゲームの成長を維持するためには、新規ユーザーとリピートユーザーの継続的な獲得が不可欠です。モバイルUA以外の新たなチャネルとしてCTVを検討する中、Nexonは、「CTVは本当に新規ユーザーをもたらすのか」というシンプルながら重要な疑問を抱いていました。
この疑問に対する答えを見つけるのは容易ではありませんでした。Nexonの計測フレームワークは厳密にインクリメンタリティのみを対象としており、広告がなければ発生しなかったであろう成果のみがカウントされます。さらに、ユーザーは複数の環境で広告に触れる可能性があるため、テスト群とコントロール群を明確に分離することが困難でした。
さらに、CTVが世帯単位(IPアドレス単位)で運用されるのに対し、Nexonは個々のゲームアカウント単位でパフォーマンスを計測している点が、問題をさらに複雑にしていました。この不一致により、効果を正確に計測することが困難だったためです。そこで、非常に厳格かつ慎重に設計されたテストアプローチが必要になりました。
解決策
この課題に取り組むため、NexonはMolocoと提携し、CTV環境に特化した厳格なインクリメンタリティテストを設計し、その効果を検証しました。
1. ゴースト入札ベースのRCTでインクリメンタリティを計測する
MolocoのデータサイエンスチームはNexonと緊密に連携し、ゴースト入札フレームワークを活用したランダム化比較試験(RCT)を設計しました。他の手法も存在しますが、RCTは代替手法に比べて、より高い精度と信頼性を提供します。当時、CTV環境でこのような体系的なテストを実施できるパートナーはMoloco以外になかったため、これがパートナー選定において決め手のひとつとなりました。
対象者はテスト群とコントロール群に均等に振り分けられました。Molocoのシステムは両群のオークションに参加しましたが、テスト群のみに広告を配信しました。コントロール群に対しては、広告を表示せずに入札のみを行う「ゴースト入札」を実施。これにより、両群が同じオークション条件を経験する一方で、広告露出の真の効果を分離して計測することが可能になりました。
2. テスト設計から分析までエンドツーエンドのコラボレーション
MolocoとNexonは協力して、バイアスの可能性を最小限に抑え、信用できる結果が得られるクリーンで信頼性の高いテスト環境を構築・管理しました。Nexonはテスト群とコントロール群の間の干渉を最小限に抑えることに重点を置きつつ、Molocoとの緊密なコラボレーションを通じて、テストのセットアップが自社の計測アプローチと整合するようにしました。
Molocoのデータサイエンスチームとグロースチームは、MMPの初期統合からキャンペーン実行、テスト設計、データ分析に至るまで、エンドツーエンドのサポートを提供。これにより、Nexonはテストを円滑に実施し、確信を持って、CTVがもたらす真のインクリメンタリティを評価することができました。
重要なポイント
- Nexonのテスト結果は、CTVがモバイルUAを超えてリーチを拡大し、新規ユーザー数の増加を促していることが、インクリメンタリティテストで実証されことを示しています。
- このような検証を行うには、Molocoのような、堅牢で信頼性の高いインクリメンタリティテストを実施できる信用できるパートナーが不可欠です。
持続可能な成長において、インクリメンタリティがますます重要な要素となる中、適切なテストフレームワークを構築し、それをサポートするパートナーと連携することが、CTV広告の真の可能性を引き出す鍵となります。Moloco Performance CTVが真のインクリメンタリティをもたらす理由について、ぜひお問い合わせください。

会社名
Nexon
本拠地
韓国
Industry
ゲーミング
Product







