Re-engage. Reconnect. Reignite growth.

成長のフライホイールが停滞している場合の解決方法

によるレポート
はじめに

新規ユーザーの「獲得」、彼らから価値を引き出すための「アクティベーション」、長期にわたるエンゲージメントを維持するための「リテンション」、この3つのコアエンジンで駆動するフライホイールの構築がベストプラクティスであることは、グロースチームの間では常識となっています。この3つが調和して機能することで、自律的に成長するメカニズムが完成します。

多くのアプリで、最後の重要なポイントである「リテンション」でこのフライホイールが停滞しています。

Animated circular progress indicator highlighting step 1 of 3 with Japanese text in the center.
を伴わない顧客獲得は顧客流出につながる
 リテンション施策

数字は厳しい現実を物語っています。ゲームアプリでは、ユーザーの55%が1度プレイした後、再び戻ってくることはありません。ゲーム以外のアプリでも、3分の2のユーザーが、インストール後3日以内に離脱します。その後もユーザー離れは続き、30日後には、有料・オーガニックを問わず新規獲得ユーザー全体のほぼ半数(46%)がアプリそのものをアンインストールしているのです。

離脱の大部分は最初の3日以内に発生
出典:Moloco社内データ(2025年)
高いアンインストール率(アプリの種類別)

ゲームアプリとコンシューマーアプリ (非ゲーム) における最初の30日間のアンインストール率(有料/オーガニック別)

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ユーザー行動
残留
アンインストール
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出典:AppsFlyer「 アプリアンインストールレポート2025年版」。 2,000のAndroidアプリのインストールおよびアンインストール動向の分析。

広告クリエイティブの最適化、キーワード入札、ランディングページのテストなどを通じて苦労して獲得したユーザーの多くが、アプリの価値を体験する前に離脱してしまっています。

のリエンゲージメントにおけるタイムリミット
非アクティブユーザー

非アクティブなユーザーのリエンゲージメントに関しては、ユーザーごとに最適なタイミングが異なります。無料ユーザーの場合、たった3日間アプリを利用しなかっただけで、自然に利用を再開する確率が35%まで下がります。有料ユーザーは、より高い回復力を見せるものの、アプリを利用しない状態が6日間続くと同じ臨界点に達し、復帰率は3分の1を下回ります。

これらの非アクティブ期間(無料ユーザーの場合3日以上、有料ユーザーの場合6日以上)は、最適なリエンゲージメントのタイミングにあたります。この時期は、失われるはずだったユーザーを取り戻し、インクリメンタルROASを最大限に高められます。

非アクティブユーザーは自然に復帰しないケースが多い
出典:Moloco内部データ(2025年5月‐6月)。米国のコンシューマーアプリ、45日間以内の復帰、「非アクティブ」は最後のユーザーインタラクションからの経過日数で定義。1イベント未満の記録しかないユーザーは分析対象から除外。
時限爆弾
としての
非アクティブ

非アクティブに関しては、ユーザーによって時限爆弾のタイマーが異なります。非支払いユーザーが3日間非アクティブである場合、自力で戻ってくる確率は35%です。支払い済みユーザーはより耐性がありますが、6日間の非アクティブで同じ重要な閾値に達し、復帰率は3分の1を下回ります。

非アクティブユーザーは自然には戻ってこないことが多い
出典:Moloco内部データ(2025年5月 - 2025年6月)、米国消費者向けアプリ、45日間のウィンドウ内での復帰、非アクティブは最後のユーザーインタラクションからの日数として定義。1イベント未満のユーザーは分析から除外。

これらの非アクティブ期間(非支払いユーザーは3日以上、支払い済みユーザーは6日以上)は、再エンゲージメントの最適な瞬間を表しており、失われるはずのユーザーを捕まえ、最も強力な増分リターンを生み出すことができます。

最適なリエンゲージメント期間:無料ユーザーの場合は非アクティブな状態が3日以上続いた場合、有料ユーザーの場合は非アクティブな状態が6日以上続いた場合

非アクティブ日数別復帰率(有料および無料ユーザーの比較)

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出典:Moloco内部データ(2025年)。45日間以内の復帰。「有料ユーザー」は、「アプリ内購入を行ったユーザー」として定義。

利用を再開する可能性が最も高いユーザーを、MolocoのAIが特定してくれるので、割引に頼ることなく、休眠ユーザーや利用頻度の低いユーザーをリエンゲージすることができました

ケーススタディを読む

Xanh SM社 シニア・パフォーマンス・
マーケティング・マネージャー |
Vu Thu Trang氏

リエンゲージメント
はマーケティング施策であると同時に資産保護でもある

リエンゲージメントの経済的効果は明らかです。離脱ユーザーを呼び戻すコストは、新規ユーザーを獲得するコストよりはるかに低く、その重要性は増すばかりです。ゲーム分野のRPD(ダウンロードあたりの収益)は2014年に比べて6倍に増加し、ゲーム以外の分野でもほぼ倍増しています(Sensor Towerのデータより)。維持されたユーザー1人あたりの価値はかつてないほど高まっています。

当社の集計データを見ると、効率の面で大きな差が見られます。リエンゲージメントキャンペーンはユーザー獲得キャンペーンに比べてアクション単価は4分の1でありながら、ROASは896%も高いという結果が出ています。また、メリットは短期間のリターンに収まらず、リエンゲージメントキャンペーンを実施したアプリにおける12週目のリテンション率は、実施していないアプリと比較して85%高いことが、AppsFlyerによって報告されています(AppsFlyer「アプリ業界におけるリテンション率のベンチマークレポート2025」より)。

リエンゲージメントキャンペーンとユーザー獲得キャンペーンの比較
4x more cost-effective CPA / +896% greater ROAS
出典:Moloco社内データ(2025年)。ゲームアプリとゲーム以外のアプリにおけるユーザー獲得(UA)キャンペーンとリエンゲージメント(RE)キャンペーンによる成果の集計比較。

これらの調査結果を検証するため、同一期間に同一の最適化目標とターゲットアクションを設定してユーザー獲得キャンペーンとリエンゲージメントキャンペーンを同時に実施したアプリを分析しました。このように同条件で比較したところ、ユーザー獲得に比べてリエンゲージメントのCPAは74%低く、ROASは568%高いという結果が得られました。

RE+UAのメリット:より少ないCPAで、より高いROASを達成

UAキャンペーンとREキャンペーンのメタ分析(目標と期間を一致)UAキャンペーンと比較したREキャンペーンの成果

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出典:Moloco内部データ(2024-2025年)。米国、英国、インド、アルゼンチン、ベトナム、トルコにおいて同一期間に同一目標(イベント目標)を設定してUAキャンペーンとREキャンペーンを実施したアプリ。REキャンペーンの支出はキャンペーン総予算の10~70%を占めていました。

従って、洗練されたグロースチームが戦略を転換し、新規顧客獲得への投資を継続すると同時に、顧客離れの防止にも取り組んでいるのは当然です。

ゲーム業界ではこのような動きの効果が特に顕著です。インストール数は減少傾向にあるにもかかわらず、ゲームアプリの顧客生涯価値(LTV)は上昇しており、最初の7日間のLTVは3%、90日間のARPPUは6%伸びています(Molocoのレポート「2025年モバイルゲーム市場の現状」より)。プレイヤーは単に定着しているだけでなく、プレイ時間とセッション数も増加しているのです。ゲームを試したプレイヤーは、またプレイしに戻ってくる理由を与えられているためです。

結論:非アクティブなアプリユーザーは未開拓の巨大なビジネスチャンス

クロスファンクショナルチーム向けプレイブック

ビジネスチャンスを活かすことが重要ですが、マーケティングチーム単独ではできません。リテンションに投資している企業の多くは、複数のチームにまたがって重要な変革を進めています。

リエンゲージメント
プレイブック

組織構造に合ったテクノロジースタックを確保すると
リエンゲージメント戦略は4つの主要コンポーネントで構成されます。

リスクインテリジェンス。
ユーザーの潜在的な離脱ポイントを理解するために必要なアクション:

クロスアプリ行動シグナルを活用し、競合アプリへ流れるリスクのあるユーザーを予測。

競合をモニタリングし、ユーザー流出が実際に起こる前に、脅威を特定。

顧客離れを予測する高度なモデルにより、価値の高いユーザーを失う前に保護。

事後的でないプロアクティブなリエンゲージメント

競合に先駆け、関連性の高いコンテキストでリスクのあるユーザーにリーチ。

競合アプリの脅威が高まる時期(新作ゲームの発売、季節的なショッピングピーク、健康志向が強まる時期など)に合わせてリテンションキャンペーンを展開。

チャネル横断的なリエンゲージメントキャンペーンを調整し、最も価値の高いセグメントにリソースを優先的に集中。

パーソナライズされたリエンゲージメント戦略

汎用的なメッセージを超え、ユーザーの価値と固有のリスクプロファイルの両方を反映した、動的なクリエイティブとチャネル固有のメッセージでユーザーにリーチ。

定期的なA/Bテストにより、リテンションキャンペーンの効果を最大化。リテンション率のわずかな改善も、時間の経過とともに大きく蓄積される。

実際に何が効果があるのかを把握するのに役立つリエンゲージメントの計測

クリックやインストールだけでなく、維持されたユーザーの価値を測定するクロスチャネルアトリビューション。

競合へのユーザー流出防止施策をコア指標として追跡。

リテンションコストと、離脱したユーザーに代わる新規ユーザーの獲得コストのROIを計測して比較。

スムーズに回転し続ける
フライホイール

今日成功しているアプリは、必ずしも最大級のユーザー獲得予算を持つアプリとは限らず、むしろ最初からリテンションをフライホイールに組み込んでいるアプリです。ユーザーをビジネス資産として考える方向にシフトし、競合アプリへの流出を防ぐ施策を講じてユーザーをつなぎとめ、最適化する必要性を理解したとき、大きな成功をつかむチャンスがあります。

リエンゲージメントの仕組みをご覧ください。

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